経済は地理から学べ2
北半球の重要拠点、アンカレジ空港が持つ地理的有利
- 冷戦時代ソ連上空を飛行機が通過するのがほぼ不可能だったためアラスカのアンカレジ空港に寄航し給油してヨーロッパに行く必要があった。しかし冷戦後、シベリアルートが開設され、アンカレジ空港へ寄港する便がへる。しかしアンカレジ空港は北極点に非常に近く北半球に運ぶには最適な位置にある。その利点を利用し現在は24時間体制で貨物便の離発着が可能な基地に生まれ変わった。
アゼルバイジャンからのびる石油パイプライン、トルコのジェイハンを目指して埋設されている。直線で行けばアルメニアを通るがアルメニアを通らずに来たのジョージアを通している。アルメニアはキリスト教(アルメニア正教)アゼルバイジャンはイスラム教、アゼルバイジャン内にあるアルメニア人の自治区ナゴルノ・カラバフの帰属をめぐって紛争が続いている。
アルメニアの後ろにはロシア、アゼルバイジャンにはトルコと地政学的な思惑もある。
埋設した石油パイプを狙ったテロのリスクもあり